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朝ドラなつぞら「どうして私には家族がいないの!」に泣いた。


泣き顔は、弱虫でも泣き虫でもありません。生きるに頑張っている証です。だから、ギュっと抱きしめてあげたくなるんです。

東北には「めんこい」という言葉があります。ぼくにとっては、日本語のなかで一番すきな言葉です。意味的には標準語の「かわいい」にたっぷりと愛情をしみこませた目の中にいれても痛くないほどの愛しさを表現するような言葉なんです。

そんなめんこい子役の名場面に思わず泣いてしまいました。

NHKの朝ドラがおもしろい。

ここ数年、NHKの朝ドラがおもしろいです。視聴率も好調だったといわれる「まんぷく」が終わり、「なつぞら」が始まりました。NHKの朝の連続ドラマとしては節目の100作品目なんだそうです。新しい年号が発表された日の放送開始ですから、まさに歴史的な作品なんですね。

いったいどんなドラマなんだろうと見始めましたが、いきなり心をつかまれました。なつの幼少期(こなつ)を演じる粟野咲莉ちゃんがとにかくめんこい。まだまだドラマの道筋はみえてませんが、今はこなつのあどけない表情だけで十分引きづりこまれています。そんな視聴者も多いんじゃないんでしょうか。

時代は戦後まもないころ。両親を失い、兄弟離ればなれになって生きることになったこなつが、北の大地で泣きじゃくりながらに張り叫ぶ「どうして私には家族がいないの!」には思わず泣いてしまいました。あどけない戦災孤児の心の傷の表現は、まるで、ぼくの心にむけて突き刺すような生々しいものでした。きっと、これから先ずっと忘れないであろう名場面です。熱演というのはこういう場面のことをいうんでしょう。

子役が大人を食う。映画やテレビドラマではよく聞く言葉ですが、そこは草刈正雄さん。草刈さんが演じる祖父・泰樹の迫力がすごいんです。こなつを抱きしめて諭す「おまえにはもう、側に家族はおらん。だが、ワシらがおる。一緒におる。」は、時代の厳しさを強く生きた大人だけがもっている本当の優しさなんだろうと感動させられました。未熟なぼくにはとても真似できません。

ぼくにも娘がいます。もう社会人ですが、娘がこなつと同じ年くらいのころ、いつも一緒にお風呂に入り、あまり早く大きくなるなよと思ったことを覚えています。幸せだったんですね。

朝ドラには朝ドラの都合があるらしく、だいたい幼少期の放送はすぐ終わります。あっというまに大きくなっちゃうんですね。(笑) これから大人になったなつの登場です。存分に感動をくれためんこいこなつの成長を見守っていきたと思います。

なつよ、もう大人を泣かしてくれるな。

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